こんにちは🌞
いつもSOL YOGAブログをご覧いただきまして、ありがとうございます🙏
さて、
スタジオ受付の前のこのポスター
ご覧になられたことはありませんか?
今日はこの
「ヤマ」「二ヤマ」
について、書いていきます。
初めて耳にした方もおられると思います。
もちろん「山⛰ 」の事ではありませんよ笑
ヤマ・二ヤマとは
アシュタンガ・ヨーガ(八支則/ はっしそく と読みます)
というヨーガの基本的な教えであり
ヨガの聖典、聖者パタンジャリが説いた「ヨーガ・スートラ」の中で
説かれています。
Ashtanga (アシュタンガ)=八支則
1.Yama(ヤマ)=禁戒
2.Niyama(ニヤマ)=勧戒
3.Asana(アーサナ)=坐法
4.Pranayama(プラーナヤーマ)=調気法
5.Pratyahara(プラティヤハラ)=制感 〈感覚の制御、安定した精神状態〉
6.Dharana(ダーラナ)=疑念〈集中、意識の安定、一点に留まり動かない〉
7.Dhyana(ディヤーナ)=静慮 〈瞑想状態〉
8.Samadi(サマディ)=三昧 〈深い瞑想と融合しておこる悟りの境地、至福〉
一般的にヨガと言えば
3、4のアーサナ、呼吸法(調気法)を思い浮かべますが
本来のヨガの目的は8のサマディの状態に達する事
と、ヨーガスートラでは説いているわけです。
ヤマと二ヤマは、ポーズの練習をする前に、まず日常生活で実践すべき重要な項目なんですね。
では、ヤマ、二ヤマとは一体何なのか?
紐解いていきましょう☺︎
ヤマ
=道徳的基本事項、社会、他人や物に対して守るべき行動
=やるべきではない事
アヒムサ:非暴力、不殺生
サティヤ:嘘をつかない、正直であること
アスティヤ:盗まない、貪欲でなく、嫉妬をしない、平和や時間を奪うこともしない
ブラフマチャリャ:禁欲、純潔、欲望に溺れない
アパリグラハ:無所有、不貪、不収賄、物質欲にとらわれない、貪欲に執着しない
例えば、
アヒムサ(非暴力)
当たり前のことですが、どんなに腹がたっても暴力をふるってはいけません。
それは他人に対しても、自分に対してもです。そして物理的にも、精神的にもです。
ヨガの実践者にベジタリアン、ヴィーガンが多いのも、この教えに基づいているのかもしれませんね。
アスティヤ(不盗)
これも、人の物を盗まないのは当たり前。
物理的な物だけでなく、時間を守らないことは
「相手の時間を盗む」
ということに繋がってきます。
アパリグラハ(不貪)
所有しないという意味になりますが、
物質的な物をいくら沢山所有しても、満たされるのは手に入れたその瞬間だけ。
その後に、また欲が出てきて、新しい物を手に入れようとする。
そして何かを必要以上に所有すると、執着心が芽生え、失うことへの恐れが生まれてしまいます。
美味しいものをついつい食べ過ぎてしまっていませんか?
ショッピングで買いすぎてませんか?
ニヤマ
=精神的に守ること、自分に対して守るべき行動
=やるべき事
シャウチャ:清潔、清浄、清純、自分自身の内側と外側(心と身体)を清潔に保つ
サントーシャ:満足、知足、貪り求めず、与えられたものの中で満足すること
タパス:熱、勤行、苦行、精神的修行、鍛錬すること
スヴァディアーヤ:学習、研究、読誦
イーシュヴァラ・プラニダーナ:神への祈念、感謝の念、献身的な気持ちを持つこと
例えば
シャウチャ(清浄)
心と身体、身の回りの空間をきれい保つようにしましょう。
散らかった部屋にいるより、片付いている部屋の方が、居心地が良いに決まっています。
サントーシャ(知足)
「足るを知る」
人間、どうしても足りない物に目が行きがち。
現状をよく見つめてください。
本当に足りていないですか?
もしかしたら、自分は満たされているのにそれに気づいていないだけかもしれません。
ヨガを始められて
体だけでなく、心にも変化があるみたい💡
と気付きがあった方は、
ヨーガ・スートラ☝️
ぜひ手にとってみてください😉
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました
🙏
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